厄年日記

本厄です。

9日目

 

 

昨日から仕事が始まり、地獄の疲労が身体に付き纏う日々が始まった。

確実に寿命を削って働いている気がするので、転職したいのはやまやまなのだが、今年は本厄なのでなんとなく大きな決断は辞めておく。

昨日はあまりの労働疲れに20時から朝の7時まで爆睡してしまった。しごとのせいで生活が終わっている。

 

初日の昼頃、熱はないけど体調が悪いと帰った社長は、本日無事コロナ陽性であることが判明し、職場を混乱の渦に陥れた。

 

元々、アレルギー体質のため鼻水が喉をつたって喉に炎症を起こしているので毎日喉が痛いのだが、コロナの人間が身近に出てしまうと、うかうか「喉いたーい」など言えないのが辛いところである。

 

昨日から入った新人への指導で話しまくったせいで喉が激痛を起こしているので、毎日飲むように言われていたアレルギーの薬を再開することにする。

 

飲んだらやめたりが一番良くないと医者にはキツく言われているのだが、寝る前に飲む薬は寝落ちの民との相性が悪過ぎる。

 

 

今年は、必ずすると決めていたことがある。

それは医療・がん保険に入ること。

そして4年サボった健康診断に行くことだ。

 

仕事が保険関係なので、早速年始早々知り合いに一刻も早く保険に入りたい!とプラン丸投げでお願いするも、月1万の保険料は、チリつもで60歳までに400万になるのでキチンと考えるようにと説教された。

とはいえ、保険に入ってから3ヶ月の間は病気が見つかっても補償対象外期間になるので、早く入りたいのだが、正論を言われるとぐうの音も出なかった。

保険、明日には入れるといいなと思っている。

 

職場でコロナが蔓延して、私も罹ったらそれは厄だと思うがなんとしてでも避けたい。もう体調を崩したくない気持ちが強い。

 

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シナモロールが歌っている寝起きヤシの木を1日に1回は聴きたくなるので、これを聴いて癒されながら寝ることにする。

8日目

 

今日は、家財の運び入れも落ち着いたので、IKEAに行った。

 

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写真は、店舗正面から撮ろうと思ったが、いいポジションに行けず妥協して撮ったIKEAの旗。

 

三連休の最終日ということもあってか、店内は人が溢れかえっていた。

特に家族連れは、体感的にはアンパンマンミュージアムくらい居た気がする。子供にとって楽しすぎるのかつまらないのか、怒られている子供を圧倒的に見かけた。

そんな叱られキッズたちの間をかいくぐって、欲しいものをどんどんゲットしていく。

 

最初のうちはショールームが目白押しで楽しいが、いざ商品をカゴへ入れていく段になるともう体力が限界に近付いていた。

広すぎる、そして人が多すぎる。

途中でクリームシチューを食べてまったりしたにも関わらず、体力は回復しなかった。

 

疲労と眠気をこらえながら、倉庫群を抜けてお会計に向かった。

帰りのバスは気付いた時には爆睡していた。

もうIKEAを100%では楽しめなくなったのか……と切なくなりながらも、これは厄じゃなくて老化だということは自分でも分かっているので、今日は特に厄なことはなかったということにしておく。

 

問題は明日からいよいよ会社が始まるということである。

年末に思い切り体調を崩したせいで15連休くらいぶちかましているため、かなり出社が気まずい。というか単純に労働がつらいので、気が重たいが、本厄なのだということを肝に銘じて慎重な行動を心がけようと思う。

 

 

7日目

 

引越しも終わり、残すは大量の荷物の開封のみとなった。

それはまあおいおいやるとして、今日はネットの開通工事の日だった。

今日からテレビでYouTubeを見たり、switchで遊んだりできるぞーと小学生のようなテンションで喜んでいた。

工事は180分とのことだったので、対応は同居人に任せてひたすらに開封作業を進めていた。これが終わったらゲームでもしようかなーなどと心を躍らせていたので、つらい作業も何のそのという感じだった。

しばらくして、工事の方が帰っていった。

「ネット使えるようになった?」と同居人Nに聞くと、「なんか無理みたい」とサラッと言われた。

エアコンに引き続き、ネットも無理なのか?と呆然とする。

たしかに新居は築40年の築古物件ではあるが、そんなに無理なことが多いとは……。完全に厄物件である。

 

どうやらマンション自体のネットが古いため、うまく作動しないと説明された。

他の住民はどうしてるんだ?と疑問に思いつつ、とりあえずコンセントに刺すだけで繋がるホームルーターを即契約した。

 

更に厄はそれでは終わらなかった。

以前、飲み水を買うか水道水かで揉めた時に効き水を行い、水道水と市販の水をブラインドで当てるというものをやった際に、私が水道水の方をおいしいと絶賛したため、飲み水はすべて水道水をそのまま使用していた。

 

今回の物件は飲み水は問題なかったが、米を炊くと知らない人の家の味がして、食べられなかった。知らない人の家の味というのは、他に形容がむずかしい、知らない人の家の味である。

この厄水のせいで炊いた米5合がまるまる食べられなかったため、そんなに気にならないらしい同居人に食べてもらっている。

 

さすが本厄というのが7日目にして襲いかかってきている。厄というか築古物件のせいのような気もするが、とりあえず明日は浄水器を買いに行って厄水を浄化しようと思う。

 

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引越し中に見つけたかわいい猫で心を落ち着かせて眠りにつこうと思う。

 

6日目

今日はいよいよ引っ越しだった。

引っ越しといってもそんな大層なものではなく、電車で50分くらいの距離での引っ越しなので、そんなに引っ越すぞ!とテンションも上がらない。

まず、引っ越しは人生で7回目のため、今度の家こそ長く住めますようにという祈りの方が強い。

 

引越しの予定は15時だったため、昼ご飯を食べた後、旧居に帰ってまだしていない荷造りすれば余裕でしょと、新居の片付けをしながら呑気にマクドナルドのゴジラバーガーを頬張るなどしていた

12時、引越し屋さんから電話が鳴った。

「前の引越しが早く終わったんで13時には到着できます!」

パニックである。

新居と旧居の距離は電車で約50分、荷造りがまだ少し残っている。13時着ってことは、今から家を出ても間に合わない。

「13時半なら……!」

パニックのまま、なぜか13時半と指定してしまったので、そこから爆速帰宅となった。

家に着いたのは13時15分。

息つく間もなく、まだ完了していない荷造りを高速で終わらせる。そもそも15時からって言ってて2時間も巻くことってある??と思いながらも、なんとか荷造りは完了。

我ながら、さすが7度目の引っ越しである。7度目にもなって、荷造りが不完全なまま余裕をかましていたことには敢えて言及しない。

 

そこからはとんとん拍子に引越し作業が進んでいき、とりあえずひと安心である。

そうこうしているうちに、エアコンの作業員の方も来られた。

今回の引っ越しは2台のエアコンも一緒に移動なので、取り外し、取り付けも頼んでいたのだ。

エアコンの取り外しが済み、引っ越しトラックに乗せて運ばれて行ったのを見送って、作業員から新居についてあれこれ聞かれる。ひとつひとつ答えていくと、みるみるうちに作業員の表情が曇っていく。

「ちょっとGoogleで見てみますね」と、新居の写真を眺めながら、なにやら厳しそうな雰囲気が漂っていた。

「すみません、先に言ってしまうんですけど、新居の形状的に僕1人で取り付けるのが無理なので、僕の所で取り付けできないです」

「え…………じゃあエアコンは」

「他の業者に取り付けてもらうまで、部屋に置いておいてください」

人の良さそうな作業員が、懇切丁寧にできない理由を説明してくださった。

それにはもう、できないならしょうがないですよね……としか言いようがなく、この夜間滞在で大風邪を引くような寒い新居でまさかの暖房が使えないということになった。

これはもう、厄でいい気がする。

人生で初めて床に置かれたエアコンを2台も見ることになるとは思わなかったが、なんとか引っ越し自体は無事完了した。

ここから地獄の開封祭りが始まるのだが、それもなんとか冷たい床の上で冷たくなっているエアコン×2と共にがんばって乗り越えようと思う。

5日目

 

今日は一日中、新居で家電の受け取りやガスの開通立会などをしていた。

 

新居はまだ家財を搬入していないため、暖房器具の一切がないし、机も椅子もない。

以前、夜に寸法を測りに1時間滞在したのだが、寒すぎて4日間引きずる熱が出た。

 

そのことを踏まえて温かい格好をしてきたものの、家電の到着時刻が読めずに、寒い部屋の中で冷たい床に座ってYouTubeを静かに見ていた。

 

途中カーテンが届き、早速設置したのだが、

明らかに幅が足りなかった。

 

もう1枚分必要なことがわかり、絶望する。

買う時に丈ばかり気にしていたため、幅のことをまったく考えていなかった。大馬鹿である。

もう1セットカーテン買うか〜と思いながらニトリ様の通販を見ると、なんとカーテンが1枚から売っていた。素晴らしすぎる配慮。私のように幅のことを考えていない人間に救いの手が差し伸べられるあたたかさにつられて、即購入した。

ちなみに11,000円以上じゃないと送料が無料にならなかったので追加で色々購入もした。思う壺である。

 

これは厄というか不注意なので、ノーカウントとしようと思う。

ただ前日引越しが不安なのと生活リズム乱れすぎて朝4時就寝、朝7時起床という狂った睡眠時間だったのでまた大風邪を引く可能性が大いにある。

個人的に体調不良は自己責任6:老化2:厄2くらいで考えているので、厄としてカウントしていく。

 

なんとか暖を取りたいということで、人生で初めてCoCo壱でカレーを食べた。

私は辛いものが苦手でカレーも苦手なのだが、CoCo壱の甘口はカレーなのに辛くない!でもカレーという神の美味しさだった。

 

カレーでほかほかになったまま、今日は暖かくして寝ようと思う。

4日目

引越しの準備が完了した。

一日中段ボールを組み立てて詰めて、組み立てて詰めてを繰り返して足が痛いが、兎にも角にも一旦終了。達成感がある。

途中、ぼんやり見始めたアニメがおもしろくて全話見てしまったり、昼寝を2回ほどしたりもしたが、終了は終了である。

 

ちなみに見ていたアニメは「万聖街」

中国のアニメだと思うが、キャラクターがみんな可愛くて種族を超えて仲良し日常系でいつまでも見ていられる。

作業用にと思って見始めたが、見入ってしまい、まったく作業は捗らなかった。

 

アニメは、ひさしぶりに見たが楽しくて良い。

刺激をとにかく減らして生きていきたいため、ハラハラドキドキする映像を極論避けているので、こういう日常系だけ摂取していたい。

 

今のところ、世間は厄年な感じだが、個人的な厄は特に感じていない。このまま厄年を実感することなく、のんびり1年を過ごしていければと切に願う。

 

3日目

今日は昨日厄祓いした際にもらった札を置く棚を買いに行った。

親は100均にいいのあるよ〜と言っていたので、おとなしく100均でさがした。

 

そのついでに新居で使うためのドラム式洗濯機も買ったのだが、これには新同居人であるNも同行した。

 

Nは大学のサークルの先輩で、卒業前から一切交流をしていなかったのだが、ここ2、3年で何故か仲良くなり、晴れて同居することになった人物である。

 

このNがなかなか曲者で、まず神仏の類を一切信じない。初詣に行くことすらバカらしいと思うタイプの人間。私はいつかぜったいに痛い目を見るのではないかと内心思っている。

しかも、弩級の節約家でもある。

そんな人間に、厄祓いの札を家に飾るということが許容されるとは到底思えない。

 

案の定、そんな訳のわからないものに金をかけるなんてアホらしいと散々バカにされたのだが、彼の厄年に何が起きても私はほくそ笑める自信がある。

 

むしろ今年を貴様の厄年にしてやろうか?とも思ったが、そこはグッと堪えて「私がやりたくてやってるんだからほっといてくれ」と伝えた。

それでも新居に札を一年も飾るのかとグダグダ言われたが、新居の契約者も私なので「私の家に何しようが私の勝手だろ」戦法でなんとか乗り切った。最悪な切り口ではあるが、こう言わないと引き下がらないため仕方がない。

 

かなりの前途多難である。

Nの存在が私にとって厄な可能性も無きにしも非ずだが、とりあえずはこのブログの存在は伝えずにこっそり更新していこうと思う。

 

 

ちなみに棚は無事購入できた。

次は、新居の死角を探さなければ。

その前に旧居の荷造りが完了していないので、爆速でパッキングしていこうと思う。